風の吹く家
明るすぎず、日よけデッキがある家にしたいという要望に対して、陰を作り、落着きのある深い軒、奥まで日を差し込むハイサイドライト。
そして、風を創り出すトップライトにより気持ち良く過ごせる家にしました。
終の住処として建てたこの家は、最高レベルの断熱を施すことで、自然の風や日差しだけでも快適に過ごせる体に優しい環境になっています。
そこに、ご夫婦の楽しみを満載した空間を創り上げました。
南庭と北庭の2つの庭と空に抜け、寝転がることのできる小上がりベンチのあるリビングダイニング。
南庭のデッキは深軒があり落着きのある空間。
3列型のカウンターでパソコンスペースもある回遊型キッチン。
南のデッキに開放し、日差しと風が抜けるバスルーム。
同居する90代のお母様の部屋も、趣味を楽しめる独立空間でありながら家族が気配を感じられる、程よい距離感の間取りになっています。
しばらくは息子さんも一緒に暮らす3世代同居の家です。
風の吹く家
建設地：東京都練馬区
構造・規模：木造２階建
敷地面積：239.67 ㎡
延床面積：134.46 ㎡
建築面積：108.23 ㎡
竣工：2017年10月
設計・監理：並木秀浩 株式会社ア・シード建築設計
施工：山崎工務店
撮影：守屋欣史 Nacasa ＆ Partners Inc.
